工場仕事の種類と内容!楽しさ・やりがい、向いている人は?

工場勤務とその仕事内容に対してどんなイメージを持っていますか

  • 単純作業
    同じ作業の繰り返しで楽そう、飽きそう
  • 3K(きつい・汚い・危険)
    きつい・汚れる・危険など人がやりたがらない仕事
  • 底辺の仕事
    表に出ることの少ない仕事、採用で学歴が重視されない

など、あまり良くないイメージを持っている人もいるかと思います。

ところが、工場の仕事は業種・職種も多岐にわたるので、ネガティブなイメージの仕事ばかりではありません。

そこで今回は、工場勤務とその仕事に興味のある人・探している人へ向けて、工場の仕事の種類と内容を解説します。

その仕事内容が、自分にとってきついのか・楽なのか、向いているのか・向いていないのかわかれば、仕事探しもしやすくなるので参考にしてみてください。

目次

工場仕事の種類と内容一覧

工場の仕事で代表的な業種は製造業ですが、私が思い出せるだけでも、自動車、半導体、液晶、食品、住宅、印刷、精密機械、機械加工、金属加工、石油化学、紙・パルプ、ゴム、電子、電気、日用雑貨などなど様々な業種があります。

また、職種も非常に多いのですべて挙げるのは難しいですが、今回はできるだけ多くの職種をわかりやすく網羅できるようにまとめてみました。

加工(金属・樹脂・食品など)

溶接加工

加工は、製品の原材料や構成部品を加工する仕事です。

金属加工・樹脂加工・部品加工・食品加工など様々あります。

求人サイトなどでは、「加工」だけでの掲載はなく、「○○の製造」「○○加工」「○○工」などと書かれていることが多いです。

職種としては、「切削」「溶接」「塗装」「板金」「プレス」「バリ取り」「研磨」「成型」「鋳造」「鍛造」「調理」などでの記載をされることもあります。

原材料や構成部品を切ったり、削ったり、成型したりして加工をすることで次の工程で使用できる状態にする作業になります。

ベルトコンベア等で流れてくる製品を加工したりするライン作業の場合もあれば、そうではない場合もあります。

組立

組立作業

組立は、製品に部品を組み付けたり、製品を組み立てる仕事です。

工場の仕事の中でも最も知られている職種で、求人サイトなどでは「○〇の組立・組付け」「○○の製造」「○○工」などでの表記が一般的です。

組立作業は、ベルトコンベア等で流れてくる製品に順々に作業をするライン作業となることが多いです。

ライン作業のわかりやすい例としては、

  • 食品
    食材の加工、容器に盛り付け、梱包、検査など
  • 自動車・家電・家具・日用雑貨
    プレス、溶接、塗装、部品組付け、製品組み立て、検査など

などありますが、組み立て作業の中には加工作業も含まれていることも多いです。

他にも業種によってさまざまな仕事がありますが、自分の持ち場で淡々と同じ作業を繰り返す仕事になるパターンが多いのが特徴です。

また、求人情報では未経験・無資格・学歴不問で募集をかけている企業も多々あるのも特徴です。

マシンオペレーター

マシンオペレーター

マシンオペレーターは、機械を操作する人です。

機械を操作して部品を加工したり、搬送したりする仕事が代表的です。

一昔前は、専門の知識がないと操作できない機械もありましたが、最近では知識がなくても操作できる機会も増え、資格や免許がなくても操作できる仕事も多いです。

検査

検査

検査は、完成した製品の品質に不具合や異常がないか検査する仕事です。

目視でチェックしたり、使ってチェックしたり、センサーやカメラなどの専用器具を使ってチェックしたりします。

検査工程が、ライン作業の工程に組み込まれていると、ラインのスピードが速ければ検査も早くしなければならないので、検査の仕事にスピードと集中力が求められます。

また、長時間集中して検査することは、人間には難しいので適度な休憩をはさめるよう配慮されている工場が多いです。

仕分け

資材

仕分けは、工場や倉庫などに届いた製品製造の材料や部品を決められたルールに沿って仕分けする仕事です。

それが必要になったときに探しやすい・作業しやすいようにしておく役割があります。

人の手で作業を行う場合、フォークリフトなどの機械を使用して作業する場合があります。

ピッキング

フォークリフト

ピッキングは、工場や倉庫などで保管している出荷前の製品を、伝票や指示リストにしたがって該当する製品を集めて、次の工程へ渡す仕事です。

こちらも、人の手で作業を行う場合、フォークリフトなどの機械を使用して作業する場合があります。

集める製品の種類や数量を正しく準備しないと出荷先への誤品・欠品の原因となってしまったり、集めている作業中に製品を破損してしまうケースもあるので、ミスがないよう注意を払うことが多い仕事です。

梱包

ダンボール

梱包は、完成した製品を出荷するための梱包を行う仕事です。

工場で製造される製品は、お客様の元に届くまでに傷や不具合が発生しないようにするため、そのほとんどが出荷する前に梱包します。

中には梱包せず出荷する製品もありますが、自動車・飛行機・船など大きな輸送機器や重機くらいです。

玉掛け

玉掛け

玉掛けは、工場や建設現場での仕事に関わったことのない人は初めて聞く言葉かもしれません。

玉掛けとは、クレーンを使って作業をする際に、クレーンのフックに運ぶ物を掛けたり、外したりする作業のことです。

大きな工場になると、材料や成形型など何トンもあるものを運ぶときに工場内にあるクレーンを使用する工場もあります。

重量物を運ぶ危険な作業なので、玉掛け作業は使用するクレーンによっては、講習受講と資格取得が必要です。

工場によっては、職場での専門教育を受けてからでないと使用できないというケースもあります。

保全・メンテナンス

メンテナンス

保全・メンテナンスは、工場の設備・機械を安全に稼働させるために、点検やメンテナンスをする仕事です。

工場にある設備・機械に不具合や故障があると、最悪の場合は生産がストップしてしまい大きな損失を出してしまいます。

そうならないように、点検や修理を計画的に実施したり、調子が悪いとき・故障時に早急に復旧させる役割があります。

求人情報では、「保全」「保守」「○○保全」「○○保守」「○○メンテナンス」などの言葉で掲載されることが多いです。(○○は、「設備」「機械」など)

清掃・洗浄

高圧洗浄機

工場の清掃・洗浄する仕事もあります。

工場で仕事をする人が気持ちよく働くことができるよう環境を整えるお手伝いをする仕事です。

職場をきれいにして衛生的良い環境を保つことで、仕事の質を上げたり、安全性をキープしたりする目的もあります。

また、ほこりや汚れが蓄積すると、設備や機械の故障や不調の原因にもなるので、人・モノを良い状態に保つために欠かせない仕事です。

分解・リサイクル

分解作業

分解・リサイクルは、使われなくなった製品をリサイクルするために、分解・分別していく仕事です。

製品や職場にもよりますが、丁寧に分解する場合もあれば、荒々しく作業する場合もあります。

すでに使われなくなった製品なので、壊れているものも多く、そんなに神経質に作業をしなくても良いというメリットもあります。

分解したものはリサイクルへまわされるので、社会や環境にも貢献できるという点もやりがいにつながります。

工場の仕事の楽しさ・やりがいの見つけ方

コツ

工場勤務の仕事で良いパフォーマンスを出し続けるには、楽しさ・やりがいが必要になることもあります。

しかし、どの仕事が楽しいか・やりがいがあるかは人それぞれなので、求人情報を眺めていても判断が難しいところです。

また、仕事をする中で、新たな楽しさややりがいが見つかり、モチベーションにつながることも多いです。

そこで、仕事をする中での「楽しさ」「やりがい」の見つけ方について4つ解説したいと思います。

工場勤務になったときに、自分なりの楽しさ・やりがいを見つけるヒントにしてみてください。

また、この記事の最後では、仕事探しの段階でのやりがいの見つけ方も紹介していますので参考にしてみてください。

とにかくスキルアップを目指す

どんな仕事でも、最初はなかなか上手く進めることができず、苦労することが多いです。

「おそい」とか「下手」とか言われることも多く、嫌になることもあると思います。

しかし、そこを堪えて仕事を続けて、とにかく作業スキルのアップや資格・免許の取得を目指してください。

どんな仕事でも楽にこなせるようになると、自信がついてきたり、達成感につながります。

さらに、

  • 上司や先輩に褒められたとき
  • 昇給したとき
  • ボーナスや手当があったとき
  • 昇格したとき
  • 正社員登用の話がきたとき

などは、仕事の質・スキルが認められていることになるので、より達成感を感じ、自信もつきます。

その達成感や自信から、新たな楽しさ・やりがいが見つかることも多いです。

作業を改善・工夫してみる

仕事の作業要領の範囲内で、作業の改善や工夫をしてみるのも、楽しさややりがいにつながります。

具体的には、自分の立ち位置、工具の置き場所、部品の持ち方などなど。

これらのちょっとした改善や工夫が効率化にもなり楽しくなるので、仕事に慣れてきたときに、トライし始めると良いです。

また、自分の持ち場の前工程と後工程ではどのような作業がされているか知ることで、改善や工夫アイデアが浮かぶこともあります。

もし、思いついた内容が作業要領に反する内容だったときは、上司や職場へ提案してみるのもアリです。

提案が採用されれば、嬉しいし、それがやりがいにつながります。

自分の考え・意見を伝える

仕事をする中で意見を求められたら、積極的に自分の考えを伝えたり、提案をしましょう。

  • わからないことは、質問をする
  • 自分の考えを伝える、提案をする

新人だからこそ、黙っていてはもったいないです。積極的に学んでスキルアップを目指しましょう。

新人が意見をして採用されるか否か別問題ですが、意見すること自体が叩かれるような職場なのであれば、その職場の未来は暗いので今後の身の振り方を考えても良いと思います。

自分の意見や提案が採用されると、些細なことでも嬉しいし、今後のやりがいにもつながります。

働きやすい良い職場にするためにも、質問や提案は積極的にしてみましょう。

自分が作業した製品の最終状態を知る

自分が作業した部品・製品が、どのような状態で出荷されるのか知っておくことも、楽しさややりがいにつながります。

工場で出来上がった製品は、必ずどこかで誰かに使われています。

このことだけでも、やりがいを感じる人はいると思います。

店頭に並ぶ物、日常的に触れる物、家、自動車、家電、信号機などなど、目に見える物だとやりがいを感じる人は多く、工場の仕事を希望する人も多いです。

工場の仕事が向いている人は?

特徴

工場の仕事は、単純作業の繰り返しになることが多いです。

これを長年続けるためには、やりがいや楽しさだけが自分に合っているだけでは不十分です。

では、どういう人が工場の仕事が向いているのでしょうか。

工場の仕事が向いている人の特徴を5つ挙げます。いずれか1つでも該当しているのであれば、工場勤務を検討してみてはいかがでしょうか。

何かを作ることが好きな人

工場の仕事は、どんな工場でもモノ作りの仕事です。

何かを作ることが好きな人には向いている仕事と言えるでしょう。

体力に自信のある人

工場の仕事は、どの工程でも立ち仕事・物を運ぶ作業などが多いので、ある程度の体力は必要になります。

もちろん体力に自信がある人にはおすすめです。

また、仕事をすることで、体を鍛えたい、体力を維持したい人にも向いているでしょう。

集中力がある人

工場の仕事は、ライン作業だと同じ作業を続けることが多いので、ケガのないミスのない作業を繰り返しできることが求められます。

なので、集中して物事に取り組むことができる人に向いています。

人との会話が苦手・好きではない人

工場の仕事は、作業中は会話が少ない仕事なので、会話が苦手・好きではないという人にとって、ありがたい職場になります。

全く会話がないかといえばそうではなく、朝礼・昼礼など必要なミーティングがあったり、業務中の報告や連絡は必要です。

逆にコミュニケーションをとりたい人は、パチンコなどのギャンブル、クルマの話ができると話すきっかけを作りやすいです。

割り切って黙々と作業できる人

工場の作業は、単純作業に繰り返しが多いので、仕事だと割り切って黙々作業できる人や、仕事にやりがいや楽しさを求めておらず割り切って作業ができる人にもおすすめです。

さいごに

工場の仕事の種類と内容から始まり、工場の仕事の楽しい・やりがいの見つけ方、向いている人の特徴を解説しました。

記事冒頭でお伝えしたとおり「単純作業」「3K」「底辺の仕事」などと、工場の仕事に対して良いイメージを持っていない人もいます。

このイメージだけで、工場の仕事を選択肢から外すことはやめた方が良いです。

そうではない職種もたくさんあるからです。

また、工場の仕事は業種・職種・労働人口ともに多く、日本のモノ作りを支えている仕事だということを知ってほしいです。

工場で働く人たちがいるからこそ、お店で物・サービスを買うことができ、私たちの日常生活が成り立っているのです。

これを機に、工場の仕事をさらに調べてみると職の選択肢の幅が広がると思います。

工場の仕事に興味のある人は、ぜび職種まで絞り込んで、その仕事について調べたり人に聴いてみることをおすすめします。

そうすることで、自分にとっての楽しさ・やりがいが見つかるのであれば、応募を検討しても良いと思います。

最後にそのコツをお伝えしたいと思います。

仕事の楽しさ・やりがいを見つけるには

就職や転職で仕事を探している段階では、やりたい仕事の楽しさややりがいを見つけることは中々難しいものです。

そこで、一つの方法を紹介したいと思います。

仕事の楽しさ・やりがいを見つけたり・気づいたりするためには、求人情報を見ているだけではダメです。

その仕事を「知る」ことが必要になってきます。

そこでおすすめなのは、会社の創業者の想い・志、会社の歴史、製品の進化の歴史、製品へ込めている想いなどを調べたり、聴いたりすることです。

想いや歴史を知ることで、その仕事・製品が社会に果たす役割、お客様へ提供できる価値も見えてきます。

漠然とした話だと思うかもしれませんが、突き詰めていくと、やりがいや仕事のモチベーションの源は最終的に「想い・志」にたどり着きます。

なので、仕事にやりがいがほしい人は「誰がどういう想いで始めた仕事なのか」「その仕事をすることで誰に役立っているのか」を知るために、調べたり聴いたりしてみましょう。

自分に向いていそうな工場の仕事を選ぼう

仕事を選ぶ際には、楽しさ・やりがいの他にも、向き不向きも大切です。

工場の仕事は、業種で製造工程も様々で職種も多岐にわたるので、自分に向いている職種は見つかると思います。

そのためにも、工場の仕事の業種、職種を調べて知ることが大切です。

自分に合わない仕事だとすぐ嫌になって辞めることになってしまうかもしれません。

そうならないためにも、仕事を業種や給料だけで決めず、職種や作業内容も確認して、自分に合う仕事を選びましょう。

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