女性の工場勤務!仕事内容と4つのメリット!正社員の目指し方、化粧・結婚についても

近年、女性の社会進出も活発になり、男社会のイメージが強い業界の中でも活躍する女性が増えつつあります。

工場の仕事も、まだまだ男性が働く職場といったイメージが強いかもしれません。

しかし、女性だからこそ向いている工場の仕事もたくさんあります。

さらに、女性だからこそ工場で働くメリットがあることをご存知ですか?

今回は、気になる工場での仕事や、女性が働くメリットについて詳しくご紹介します。

仕事探しの選択肢の幅を広げるのに役立ててみてください。

目次

女性の工場勤務って?男性の仕事では?

先述したとおり、工場は男社会というイメージをお持ちの方は多いと思いますが、最近では女性も活躍できる職場であったり、働きやすい環境が整っている工場も多くあります。

このような傾向は実際に数字が物語っており、2017年のみずほ総合研究所の調査を拝見したところ、2015年以降に女性の雇用が増加した業種の一つに製造業が挙げられています。同時に、正規雇用が進んでいる業種としても製造業が名を連ねているのです。
(参考:みずほ総合研究所-就業構造に変化の兆し 女性雇用の正規化と自営業者の高スキル化が進展)

これらは、工場にも女性が活躍できる環境が整っていたり、工場において女性のニーズが高まっていると考えられます。

『工場勤務=男社会』というイメージをお持ちの方にとっては、工場での仕事が少し身近に感じられるのではないでしょうか。

女性の工場勤務でおすすめな仕事内容

女性の工場勤務でおすすめな仕事内容

女性に向いている工場での仕事としては、軽作業が代表的でおすすめです。

代表的な仕事例は、ピッキング、検品、梱包作業が挙げられます。

それぞれの業務を簡単に説明すると、

  • ピッキング:指定の商品を倉庫内から探す仕事
  • 検品:材料や製造工程を経た最終段階の商品に不備や以上が無いか確認する仕事
  • 梱包:商品を包装したり、ダンボールに詰める作業

ピッキングや検品を経たものを出荷する前段階の仕事となります。

これらは力よりも、手先の器用さや細やかな気配りが重要になります。

商品に不備や欠陥がないか細部までチェックするので、見落としてしまいそうな細かいところにまで目が行き届く女性に適性があると見られています。

上記のような軽作業以外では、食品関連の工場もおすすめです。

食材の下処理やトッピング作業、パック詰めなど、力が必要になることもあまりなく、異物混入の対策もしっかり行っているため、工場内も清潔に保たれています。

食品関連の工場では女性の割合も比較的高いですが、他にも化粧品や衣料品の工場は女性比率が高いので、職場に馴染みやすく働きやすいのではないかと思います。

工場勤務する女性の4つのメリット

1.仕事内容によってはダイエットにつながる

社会人になると運動する機会が激減し、運動不足になりがちです。

特に企業の事務職をはじめとした内勤の職種は椅子に座っている時間がほとんどですので、足のむくみや肩こりに悩む方が多くいらっしゃいます。

その点工場勤務は、作業内容によっては工場内を移動したり体を動かすことも多いので、オフィスワーカーより仕事と運動を兼ねられるシーンがたくさんあります。

仕事内容によっては重いものを持ち運ぶこともありますので、つらいと感じるかもしれませんが、ダイエットや運動不足の解消に繋がると考えればお得に感じられそうですね。

2.化粧にかかるお金や時間を節約できる

工場ではお客様と顔を合わせることもほとんどなく、作業場によってはマスクや作業服に着替えることもあります。

製造工程で異物混入を防ぐ目的からも、メイクはベースメイク程度におさえておくほうが良いでしょう。

朝の限られた時間のうち、メイクの時間を短縮できますし、化粧品をたくさん揃える必要もありませんので、時間的にも金銭的にもメリットがあります。

また、ライン作業を担当したり、チームで行う仕事を担当する場合は、仕事中に自由に化粧直しへ行くことが難しいかもしれません。

体を動かしたり、汗をかく職場でもあるということからも、メイクはシンプルにとどめておきましょう。

『それならすっぴんでも良いかな?』と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ファンデーションは塗っておくことをおすすめします。

ファンデーションは、ほこりや乾燥などから肌を守ってくれる役割もあるので、作業によるほこりや空調による肌の負担を減らしてくれます。

3.女性優遇の設備があることも

男性が多い工場の職場で働くとなると、女性が過ごしやすい環境が整っているのか不安に思われるのではないでしょうか。

会社によっては、シャワールームや更衣室を設置している工場もあり、仕事が終わってすぐリフレッシュできるよう配慮をしている工場もあります。工場を出る前に仕事での汗や汚れを流せるのは、とてもありがたいです。

また、住環境で言うと、女性寮の完備や、マンションやアパートを借り上げて部屋を貸すこともあります。

女性も安心できるように、オートロックがついていたり、バストイレ別、ペット可の寮もあったりと、住む場所の良さがアピールポイントの一つとなっている工場求人がたくさんあります。

賃貸でこれらの条件を満たす物件を探すと家賃が平均より高くなりがちですが、工場の寮や借り上げ型であればお得に住むことが可能です。

女性寮が付いている求人を紹介しているウェブサイトもありますので、気になる方は是非検索してみてください。

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4.出会いが多い、モテる

工場は男性比率が高い職場の一つです。

そのため、女性社員が新しく職場に来ることへの注目度はきっと高いでしょう。

女性との距離を縮めようと、よく話しかけてもらったり、何かしらのアプローチを受けたりすることが多いかもしれません。

さらに、工場に限った話ではありませんが、社会人になるとなかなか出会いに恵まれません。

しかし、工場は上述したように男性が多い職場ですので、女性にとっては周囲の同世代の企業勤務の人達より出会いが多いです。

相手も同じ職場ということで、生活リズムや収入もイメージしやすく、お互いの事情をある程度知っておけます。

交際や結婚へと発展していった時に安心できるのではないでしょうか。

工場勤務で正社員を目指すには

これまで女性が工場勤務を始めるにあたって、仕事内容や女性ならではの気になるポイントについて解説をしてきました。

では、実際に正社員として工場で働くにはどうすれば良いのでしょうか。

正社員で工場勤務をしたいときに押さえたいポイントをまとめました。

下記の1~4は、「中卒学歴なしで工場勤務はできる?工場勤めから正社員を目指すための4つのコツも」にて詳しく書いていますので参考にしてみてください。

1.学歴不問の求人に応募する

中卒の採用実績のある工場は学歴を重視することは少なく、人物重視の採用を行う工場もあります。

まずは学歴不問の求人に応募して、たくさん応募した中から正社員として採用されることを目指したほうがよいです。

たくさん応募して採用される確率を上げておき、後々のチャンスにつなげていきましょう。

2.正社員の求人、正社員登用制度のある会社に応募する

正社員として採用されることが理想ですが、スタートは正社員でなくても、正社員登用を前提とした求人に応募するのも一つの手です。

正社員登用制度とは、正社員以外の雇用形態で勤務している人を、正社員として登用する制度のことです。

3.書類選考と面接でしっかりアピールする

工場の仕事は学力よりも与えられた仕事をきちんとできるかが重要視されます。

このことからも、筆記試験よりも書類や面接内容の対策をしっかり練ることが大切であると考えられます。

そのため、面接官が質問しそうなことを事前に予想しながら回答を考えたり、自分のアピールポイントを洗い出しておきましょう。

4.中卒で正社員を目指していても軽視してはいけない4つのこと

1)給料

『中卒だからお給料が低いのはしょうがないか…』という気持ちで求人を判断することはとても危険です。

これから働き続ける中で、一人暮らしを始めたり、結婚など人生の分岐点に立つことがたくさんあります。そうなった時に、経済的に困窮した状況になってしまいます。

2)仕事内容

正社員は派遣やアルバイトより責任が重く、長く働いてもらうことを前提としています。

そのため、仕事内容に興味があるか、自分の希望に合っているか判断することは、入社後の自分のモチベーションのためにも非常に重要です。

3)勤務地

勤務地は、なるべく自宅から近いところで考えることをおすすめします。

通勤に時間がかかるとその分朝は早く家を出なければなりませんし、仕事後に家に帰れる時間も遅くなります。

4)プライベートとのメリハリ

夜勤があったり、休日は土日休みかシフト制など違いがあったりで、生活リズムが不規則になることもあります。

これらが理由で、友達と遊ぶ時間も減ったりすることもあるかもしれません。

働き方や休み方にそれぞれの特徴があるので、どのような生活スタイルにしたいか?それに合う働き方や休み方について考えてみましょう。

工場勤務で結婚するとき考えたい3つのこと

その1 夫婦生活のイメージをしてみる

工場勤務は仕事内容や休日の取り方などホワイトカラーとは違う点がいくつかあるので、結婚する前にお互いの価値観やライフスタイルを理解する必要があります。

お互いが工場勤務の場合は互いの事情を理解しやすいと思いますが、男性が工場勤務以外の仕事をしている場合、生活リズムや休日がバラバラになってしまいます。

そうなると必然的に二人の時間が少なくなってしまい、すれ違いが生じてしまうかもしれません。

また、結婚後のライフプランや病気・ケガなどの万が一の際に備えられる収入を二人で確保できるかといったこともしっかりイメージしておきましょう。

その2 家事・育児に障壁はないか

工場勤務の場合、遅番や夜勤を任されることがあります。

24時間体制で工場を稼働させるところも多いでしょう。そのため、工場で働く女性にとって、家事や育児と仕事を両立させるには家族や職場のサポートが必要になります。

いざ家事や育児をすることになった時のために、家事や育児に忙しい時には勤務時間の調整に融通が利くのか、産休育休の制度や、突発的な休み対する周囲のフォロー体制がしっかりしている環境か情報収集をしておきましょう。

また、工場から自宅までの通勤ルートに託児所はあるのかもチェックしておきたいところです。

これらの情報収集の他に、本当にフォロー体制が機能しているのか確認することも大事です。

休暇制度は整っていても、実際は取りづらい環境であったりすることもあります。

事前の面接や入社後に育休産休制度の取得実績があるか、働いている女性は主婦層や単身者などどのような層の人が多いのか確認することで、その後のミスマッチを防げるのではないかと思います。

その3 国内・海外への転勤はないか

大手メーカーなど、全国各地に製造拠点を持つ企業の工場で働く場合は転勤の可能性があります。

さらに、本人の能力や経験によっては海外勤務を打診されることもあるかもしれません。

そうなった場合、パートナーや子供についてきてもらうか、他の選択肢を考えるかといったことを家族で考えることになるでしょう。

パートナーの仕事もあるでしょうし、子供がいる場合は、転校させなければならなくなります。

収入面では転勤によって赴任手当がつくところも多く、現状より収入アップになるかもしれません。

しかし、転勤は自分以外の家族の環境に影響を与えるため、慎重な判断が必要になります。

自分の勤務する工場で転勤の可能性がある場合は、実際に転勤を打診されてからではなく、事前に話しておきましょう。

まとめ

今回の記事では、工場で働く女性は多くおり、工場としてもニーズが高いといった点から始まり、女性ならではの工場で働くメリットについてご説明してきました。

実は出会いの場が多かったり、設備や住環境も女性に配慮した形を取り入れている工場があったりと、工場勤務の以外な一面を知れたのではないでしょうか。

仕事内容や収入、プライベートなど、様々な面において女性が工場で働くことへのメリットを感じていただけたら幸いです。

今回の工場での仕事のように、これまで敬遠してきた業界や仕事も、よくよく調べてみるとメリットがたくさんあると感じる仕事はたくさんあるはずです。

もちろん仕事や業界に対して自分なりのイメージを持つことは大切ですが、イメージだけにとらわれず、広い視野を持って仕事やご自身の可能性を探していただければと思います。

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