就職活動、転職活動、仕事での待遇UPのために取れる資格を探しているとき、
- そもそもどんな資格があるのか?
- 受験資格あるのかな?
- 難しさはどれくらいだろう?
と考える人も多いと思います。
資格を持っていると、仕事探しや給与面でも有利になるし、中卒・高卒などの学歴関係なく取れる資格もたくさんあります。
そこで、中卒でも取れる民間の資格の中からおすすめな資格について、資格が有利になる職業や仕事、受験資格や合格率など難易度も紹介します。
1.セラピスト
セラピストというと心理セラピスト、ボディケアのセラピストと分野も分かれます。
心理セラピストであれば医療関係、学校関係、保険福祉関係での仕事を期待できます。
アロマセラピストやボディケアセラピストなど美容に関するセラピストであればマッサージ、エステ、リゾートホテルのスパの仕事を期待できます。
心理セラピスト・ボディセラピストいずれの場合においても共通して言えるのが、お客様の身体に触れたりお話を聴いたりして施術・カウンセリングを行うことが多いです。
セラピストの中でも民間の資格試験で取得しやすいものを紹介していきたいと思います。
セラピストの中でもアロマセラピスト、レギュラーセラピスト、リフレクソロジストなどがおすすめです。
受験資格は?
受験資格は誰でも受験可能です。学歴は全く関係ないので中卒・高卒でも取れる資格です。
また、スクールに通うことなく通信講座で学ぶことができるものも多いので気軽に勉強できます。
合格率・難易度は?
各協会が指定したスクールで講座を修了し、試験に合格をすれば取れる資格です。
きちんとテキストに沿って学習すれば習得できるので難易度は、比較的簡単といわれております。
マッサージや美容系に興味がある方であれば学習する内容も頭に入ってきやすいかと思います。
2.ヘアメイクアーティスト
名前の通り、ヘアメイクを専門とする仕事に役立つ資格です。
芸能事務所で専属のヘアメイク担当となったり、着付けのスタジオ、写真スタジオ、アミューズメントパークの裏方さんなど幅広い業界で活躍が期待できそうです。
またフリーとして活動すればある芸能人専属のヘアメイク担当となる日もあることでしょう。
髪型のメイクアップを行う仕事なので、最近の流行や服装にあったヘアスタイルが提案したり、季節にあったヘアメイクを提案できることが大切なスキルとなります。
そういった点から、ファッション業界、美容業界にも精通した職業ともいえます。
ヘアメイクアーティストとして活躍するためにはまず美容師免許が必要で、カットをしなくてもセットするだけでも免許が必須となります。
受験資格は?
受験資格は美容師養成施設(専門学校、短期大学等)で2年または3年以上の課程を修了した人です。
中卒の人は専門学校に入り課程を修了することで取れる資格です。
合格率・難易度は?
合格率・難易度ですが、国家試験であり筆記試験と実技試験があります。
合格率は90%程度ありますが、もちろん学校や通信講座などでしっかりと知識を身につけることが必須となります。
3.メイクアップアーティスト
人の顔にメイクを施してあげる仕事に役立つ資格で、ヘアメイクアップアーティストと同様、活躍できる場は多岐にわたります。
美容業界、服飾関係、芸能関係、エンターテイメント業界などがあり、フリーとして独立することも可能です。
人の顔にメイクをしてあげる仕事であり、季節や流行に合わせた、そしてその人がより素敵に輝くようなメイクをしてあげる仕事です。
また、時には特殊メイクなどの要望があることもあるでしょう。
お客様の要望に合わせたメイクも必要なケースもあり、センスが問われるお仕事です。
メイクアップアーティストになるためにおすすめなのは、技術検定試験です。
1級から3級までレベルが分かれており、メイクをしてもらいたいモデルの悩みをきいてそれをカバーできるメイクが仕上げられるかというメイク接客試験などもあります。
受験資格は?
受験資格は、学歴・年齢制限はないので中卒でも取れる資格です。
ただし、2級を受ける人は、3級に合格していることが必須で、1級を受験する人は2,3級に合格していることが必須となります。
合格率・難易度は?
合格率・難易度ですが、100点満点中80点で合格になります。
3級の合格率は50%程度、2級・1級は20~30%程度と級が上にいくと合格率も難しくなったりするようです。
きちんとポイントを抑えた学習ができていれば合格できる資格ですが、美容に興味がない方には難しい資格となるでしょう。
4.ウェディングプランナー、ブライダルプランナー
結婚式場での就職や、ホテル、ブライダル業界での就職にかなり有利になる資格です。
ウェディングプランナー・ブライダルプランナーの資格取得のためには、日本における神前・教会における挙式の基礎知識・マナー・コンサルティング、ウエディングの衣装やフラワー関係の知識やスキルを習得をします。
ゼロから結婚式をプランニングしてあげる仕事であり、新郎新婦の予算に合わせた結婚式をプロデュースする大変やりがいのある仕事といえるでしょう。
受験資格は?
受験資格は特にありません。男女関係なく学歴も関係ないので中卒でも取れる資格です。
試験は、1級2級など級もあるので試験要項をよみつつレベルを確認して受験することをおすすめします。
合格率・難易度は?
試験はマークシート形式なので、きちんと講座を受けて学べば合格できる試験です。
5.書道講師
書道講師は、書道教室の開催、広告制作、出版社、編集社、教育機関の非常勤講師などの仕事を希望する際に役立つ資格です。
資格を取得すると、書道教会から書道教室開講の許可が得られます。
また、フリーランスとしても活躍できる場が多岐にわたり、ときには重要な書類の書を書いてほしいなどの依頼が入る可能性も期待できます。
受験資格は?
受験資格は特にありません。年齢問わず学歴も全く関係のないので中卒でも取れる資格になります。
ただし、字を書くことが好きな方でないと難しいかもしれません。
合格率・難易度は?
きちんと通信教育または書学院で添削を受ければ、比較的簡単に取れる資格です。
100点満点のうち80点とれば合格で、級によっては75点や77点など違いがあります。
6.エステティシャンセンター試験(認定エステティシャン)
エステティシャンという名前の通り、エステを人に対してやってあげることができる民間の資格で、女性専用のエステサロンやスパなど美容に関係した仕事の人に役立つ資格です。
職場としては、エステサロンや、スパやリゾートホテル内でのエステサロンなどがあり、エスティシャンの資格があれば、こういった就職先で有利になります。
エステサロンといっても、フェイシャル専門・ボディ専門・痩身専門など多くの種類があり仕事内容も様々なので、ご自分に合った仕事を選択すると良いでしょう。
また将来的には自分でサロンを経営するなども可能で、そうなったときには高収入が期待できます。
また、化粧品メーカーへの勤務もおすすめです。
エステティシャンの資格を持っていると、女性が活躍できる職場で仕事をできるチャンスになります。
受験資格は?
この資格を受験の際は、以下の2つの受験資格があり、受験の手続きも異なるので注意が必要です。
- エステティックサロンに1年以上勤務して実務の経験がある人
- 日本エステティック協会の認定校で必要なコースを修了して確認試験に合格した人
学歴・年齢制限はなく中卒でもチャレンジして取れる資格です。
そのため必要なコースで学習して試験に合格さえすれば、子育て中のシングルマザーでも専業主婦の人でも学歴なく受験ができるということになります。
合格率・難易度は?
受験した際の合格率は、認定を受けたスクールで学習して受験すれば、80%程度あると言われているようです。
難易度においては比較的簡単に資格を取れるといわれています。
7.介護職員初任者研修筆記試験
介護職員初任者研修とは、介護の仕事を始める人、ホームケア、介護施設でのケアなどでの仕事に役立つ資格です。
福祉関係の職に就くには持っていると大変有利となる資格です。
高齢化が進む現代において、高齢者の身体特性や認知症に関する専門的な知識が必要とされるようになりました。
また、在宅介護だけではなく、病院でのケア・施設でのケアで活躍できる人材の養成も急務となっていますが、人材不足とも言われている業界なので人集めのため高収入も今後は期待できるといえます。
資格取得には、筆記試験と実技演習があるので、演習内容によっては身体に負担がかかるものもあります。
そのため妊娠中の人は受講ができません。例えばベッドから利用者を起き上がらせたり要介助者を支えたりする実技があります。
受験資格は?
男性女性ともに年齢の制限もありませんので中卒・高卒学歴関係なくチャレンジして取れる資格です。
合格率・難易度は?
合格率や難易度に関しては、授業の内容をきちんと理解していれば取れる資格です。
仮に万が一、不合格となっても追試制度があるのでそこで合格をすればよいです。
そのためチャンスは2回もあるので難しい試験ではないでしょう。
あくまでも落とすための試験ではなく理解度を確認する試験ですのできちんと学習していれば取れる資格です。
8.コトPOPマイスター検定
コトPOPマイスター検定は、ライターや編集、雑誌、広告の業界、WEB制作の会社などいろいろな業界の広告を作る部署で活躍が期待できる資格です。
コトPOPとは「ややこしいことを楽しく、難しいことをやさしく、堅いことをやわらかく」を主軸にお客様へ伝え、お客様の感情を引き出して買いたい気持ちを高めることに特化したPOP広告のことをさします。
その商品をいかにして売れる広告にするか、を考えてポップをつくる・広告をつくるスキルを認定する資格です。
受験資格は?
受験資格は、コトPOPマイスター認定講座を受講済みの方であれば誰でも受験できるので、中卒でも取れる資格です。
合格率・難易度は?
合格率・難易度については、国内でも現在の資格取得者は548名(2019年6月18時点)しかいないので、まだまだ開拓の余地がある資格といっても過言ではありません。
試験内容は理解度テストと課題の提出があり、指定された課題のコトPOPを提出する必要があります。
理解度テストと課題提出でともに60点以上が合格となります。
広告に興味がある人でデザインなどにも興味がある人、広告ライター志望の人におすすめです。学習をすれば取れる比較的簡単な資格です。
9.ホームヘルパー
ホームヘルパーは、名前の通り、自宅でケアをするヘルパーの職に役立つ資格です。
ホームヘルパーだけではなく病院でのケア、リハビリ施設や老人ホームなど今注目されている福祉業界で役立つ資格です。
前述した介護職員初任者研修筆記試験と似ていますがホームヘルパーの場合は実務者研修があったりします。
以前はヘルパー1級、2級、などレベル分けがされていました。
ホームヘルパーは、具体的には要介護の人の生活の援助をする仕事です。
例えば食事、着替え、入浴がトイレなどの手伝いをします。介護といっても人それぞれの介護レベルがあるので見極めたりその人にあった介護の仕方があるのできちんとした知識をつけている必要があります。
受験資格は?
受験資格に学歴・年齢制限ないので中卒でも取れる資格ですが、介護職員初任者研修を修めている必要があります。
子育てがひと段落した主婦の方、学歴に不安がある方、転職を考えている方におすすめです。
未経験からでも確実にスタートできる資格です。
合格率・難易度は?
仕事における誤った判断ややり方が人の命を奪うことにもつながるため簡単に取れる資格ではありませんが、講習の内容をしっかりと把握しておけば取れる資格になります。
10.整体師
整体師は、整体、整骨院、マッサージ、エステ、リラクゼーション、美容関係の職業に就くときに役立つ資格です。
お客様の身体に合わせたマッサージを行ったり、文字通り身体を整える仕事です。
例えば、骨の位置を正しい場所にすることによって腰痛を解消したり、正しい姿勢を保つことによって猫背が軽減されたり、そのようなアドバイス、施術を行います。
受験資格は?
受験資格に学歴・年齢制限等ないので中卒でも取れる資格になります。
整体師を養成するスクールのカリキュラムを受講し技術試験と筆記試験に合格することで資格を取れます。
合格率・難易度は?
身体のつくり・美容・マッサージなどに興味があれば、きちんと学習すれば比較的取得しやすい資格です。
11.フードコーディネーター
フードコーディネーターは、食に関する様々な分野の仕事において、注目されている資格になってきています。
また、近年の食生活の変化や、それによる食のビジネスの多様化などで、状況が年々変化している分野でもあります。
このような状況から、仕事内容を見据えた栄養管理やフードコーディネートなどの技術を求めている人などが、この資格の取得を目指しています。
自分が「食」そのものに興味があったり、何か将来資格を取っておきたいという方にもおすすめです。
また、「調理技術」そのものも大切にはなってくるところですが、値段や予算なども考えて食材などを用意しなければいけませんので経済面を考慮できることも大切なスキルとなるでしょう。
フードコーディネーターの資格で具体的にどのような職業に就けるのかというと、飲食・小売・生産、学校や幼稚園・保育園、料理教室など分野は様々です。
学校や幼稚園などでは、食の大切さや楽しさ・マナーを子供たちに指導したり、栄養バランスのとれた給食を考えたりなど、食育を通して子供たちの健やかな成長を支え、心身ともに健康に育つサポート役として地域社会に貢献できます。
また、個人での活動を通して食育活動をおこなう方法もあります。フリーで活動しているケースもあり、その多くは料理教室を開いたり、交流を通じて食の楽しさ・大切さを伝えていくことができます。
受験資格は?
受験資格は、3級:中卒以上、2級:3級認定登録者、1級:2級認定登録者です。
3級は中卒以上なので中卒でも取れる資格になります。
合格率・難易度は?
フードコーディネーターは、3級・2級・1級と分かれており、合格率は3級で70~80%程度と言われております。
2級や1級になると、一次試験と二次試験があり難易度も上がってきます。
3級は協会認定校で講座を受けてスキルを習得することで取れる資格ですが、2級や1級はプロの道のりを歩みだすための試験となるため、勉強や対策はしっかりしておいた方が良いでしょう。
12.医療事務技能審査試験(メディカルクラーク(R))
医療事務は、総合病院や診療所、歯科医院や調剤薬局など勤務先が幅広く、勤務先も選びやすいのでとても実用的で人気のある資格です。
医療事務の資格でどのような仕事に就けるかというと、医科および歯科などの病院、医院、診療所、そして保険薬局などでの事務の仕事になります。
また、医療事務の職場は、出産を控えている女性や子育て中の女性にとって、融通が利きやすく働きやすい職場で知られています。
勤務形態もパートやアルバイトのほかにも正社員になれる道もあり得るので、キャリアに応じて給料が上がることが見込めるのもいいところかもしれません。
事務能力や計算能力も問われますが、そもそもお客さんと窓口で接することなどが多い仕事になりますので、明るい性格の人や、人と優しく接することのできる人などは、一度受けてみてもいいかもしれません。
受験資格は?
受験資格は特にありませんので、中卒の人でも学歴に左右されず取れる資格です。
合格率・難易度は?
この資格の合格率は60%程度と言われていますが、ほかの医療系資格と比べると比較的に高いので、医療系の資格の中ではしっかりと勉強すれば取りやすい資格です。
試験時には、教材の持ち込みが可能とされていますので、丸暗記しなくていいところも人気の一つとされています。
また、毎月開催されていますので、落ちてしまってもかなり多くのチャンスがあるといえるでしょう。
13.調剤事務管理士技能認定試験
調剤事務管理士技能認定試験は、先に医療事務と同じく、医療に関わる資格で人気の高いものになります。
また、薬剤分野に特化した受験範囲となるため、他の医療分野の資格に比べても比較的受験しやすいといった特徴があります。
調剤事務員は、薬剤師と一緒に仕事をすることになるので薬剤師の仕事を理解できることが大切です。
具体的な仕事内容としては、調剤薬局での保険請求事務の作業、 薬局・薬店・ドラッグストアの受付やフロアなどがあります。当然ながら、患者さんと円滑にコミュニケーションを取れることも求められる仕事になります。
近年、少子高齢化が進む中で、医療の重要性・共働き家庭の増加の背景から、職場復帰もしやすく子育てとも両立しやすいことを考えるとこれからも人気の資格・仕事となってくることでしょう。
受験資格は?
受験資格は、特に制限はないので中卒・高卒など学歴も関係なく取れる資格です。
合格率・難易度は?
合格率は50~60%程度と言われております。医療事務と同じく他の医療系資格と比べても合格率が高く、しっかりと勉強すれば合格は難しくないでしょう。
試験時には教材の持ち込みが可能とされていますので、丸暗記しなくていいところも人気の一つとされています。
また、毎月開催されていますので、落ちてしまってもかなり多くのチャンスがあり、さらに、自宅での受験も可能です。
14.秘書技能検定
秘書という仕事は、秘書を必要としてくれる企業、上司がいて初めて成り立つ仕事です。
また、その企業、上司のタイプにより仕事内容が変わります。
秘書は、事務処理・スケジュール管理などのサポート以外にも非常に多くのことをする仕事でもあり、社内外問わず多くの人とコミュニケーションを取ることになります。
なので、コミュニケーション力や言葉遣いなど日常に関する能力も問われる資格となります。
これらが元からできている人などはあまり勉強をしなくてもそこまで苦労なく取れる資格という声もあります。
秘書の具体的な仕事内容の一例として、
- 上司のスケジュール管理
- 上司自身のランチの手配
- 出張時のホテル
- 新幹線・飛行機などのチケット手配
- 会合・会議用の書類作成
- 電話対応
- 来客時のお茶出し
- 上司の部屋の掃除やゴミだし
などなど、仕事内容にはきりがありません。上司が秘書にどこまで求めるかで仕事の量は変わってきます。
また、秘書という仕事につかずとも、この資格を持っていることは社会人としてのマナーや一般常識、気配りや言葉遣いなどが出来るということの証明にもなりますので、就職活動や転職に有利となることも多いです。
実際に、受験者の8割が大学生という統計もあることから就職に役立つ資格ということができます。
受験資格は?
受験資格に制限がありませんので、学歴を気にせず中卒でも取れる資格です。
合格率・難易度は?
合格率は、3級:50~60%、2級:50~60%、準1級:40%、1級:20%程度と言われており、級が上がると難易度が格段に上がります。
3級に関しては、一般常識や言葉遣いなどが聞かれることが多いため、ある程度勉強しておけばそんなに苦労せずに取れる資格でしょう。
ただ、二級からは少し難易度も上がり、準一級からは独学での合格は難しいとされていますので、講座などを受講してから試験に臨む方が良いと思われます。
また、準一級からは面接も受けなければいけませんので通信講座や専門学校に行くことが好ましいでしょう。
15.ベビーシッター
ベビーシッターという仕事自体は、法律上は資格を持っていなくてもすることができますが、この資格を持っていれば保護者からの信頼性も上がるし、安心して子どもを任せることもできるでしょう。
基本的に働く場所としてはそのベビーシッター先での自宅ということになりますが、他にも託児所やキッズルームなどに就職して働くケースもあります。
また、求められる能力としては、子どもを預かる責任を理解していることはもちろん、子供と接する時間が長いので、子供好きなこと・体力があることも大切です。これらに自信のある人ならベビーシッターは向いているかもしれません。
ベビーシッターの民間資格としては、
- 認定ベビーシッター(社団法人全国ベビーシッター協会)
- ベビーシッター(日本能力開発推進協会(JADP))
の2つがあります。
今回はベビーシッター(日本能力開発推進協会(JADP))の方を紹介します。
女性が働ける世の中へと変わっていく中で、ベビーシッターの需要というのは近年高まっています。
価値観やライフスタイルの変化に伴い、共働きの夫婦が増加する中でベビーシッターという仕事は需要の増えていく仕事と言えます。
資格取得に際して学ぶ内容としては、子育てに関する基礎知識・年齢別育児ポイント・保育マインド・家族とのコミュニケーション・障害児保育・ベビーシッターの基本姿勢・子どもの病気の基礎知識・知育の分野についての学習が必要で自宅での受験となります。
受験資格は?
受験資格は、日本能力開発推進協会(JADP)指定の認定教育機関等が行う教育訓練において、その全カリキュラムを修了した者となります。また、講座も学歴などは関係ないので中卒の人でも学歴を気にせず受けることが出来ます。
合格率・難易度は?
指定の講座受講が必須なのでひと手間かかってしまいますが、それさえ修了すれば試験は自宅で取れる資格なので、興味があるなら受験してみるとよいと思います。
16.ネイリスト技能検定試験
ネイリスト技能検定試験は、ネイリストになりたい人に役立つ試験です。
受験者数は平成30年12月の時点では累計で約80万人となっています。
有資格者は約48万人となり、プロのネイリストを目指す人たちの一つの指針としてネイル業界で最も歴史ある資格です。
ネイリストとは、お客様の指先を健やかに美しく演出するプロのことです。
指を美しく見せる事だけではなく、爪の状態を見極めて適切な施術をすることが求められています。
ネイル一つで心まで明るくなり人前で自信を持った行動を取ることもできるので、ネイリストはとても素敵な職業だと言えます。
受験資格は?
受験資格は、「受験時に義務教育を修了していること」なので中卒でも取れる資格です。
また、実務経験も必要ありません。
ただし、2級の試験の受験資格は3級取得者、1級に関しては2級取得者となっています。
合格率・難易度は?
合格率は、3級は90%程度、2級は50%程度、1級は40%程度と言われております。
3級は趣味でされている方でも受験して取れる資格と言われております。
17.JHAジェルネイル技能検定試験
JHAジェルネイル技能検定試験は、ネイルの正しい知識と安全な技術を身につけるためにNPO法人・日本ネイリスト協会が行っている試験です。
お客様が安心して施術を受けられるように、プロとしてサロンワークでジェルネイルを施術するために必要な理論と技術の習得ができます。
ジェルネイルとは、ネイリストが行うネイルの一つで、「ジェル」という液体を塗りUVライトかLEDライトで硬化させ仕上げるネイルのことです。
大変人気があるために、近年ネイリストには必要な技術となっています。
受験資格は?
受験資格は、初級は義務教育を修了している人、中級は初級を合格している人、上級は中級を合格している人です。
中卒でも取れる資格で、初めての受験であれば初級からの受験になります。
合格率・難易度は?
合格率は、初級は70%程度、中級は約60%程度、上級は約45%程度と言われています。
18.インテリアコーティネーター
インテリアコーディネーターは、インテリア関連商品(カーテン・壁素材・照明・家具・設備機器・インテリア小物)を扱うショールームや住宅メーカーのコーディネーターが目指す資格として人気があります。
資格を取得して独立して活躍することもできます。資格がなければインテリアコーディネーターになれないというわけではありませんが、取得しておくと信用にもつながります。
インテリアコーディネーターは、インテリアとしての商品知識を幅広く持つことでインテリア計画の作成をしたり、商品選択のアドバイスを行います。発注や納品、アフターフォローまでも行います。
受験資格は?
受験資格は特に制限はないので、中卒・高卒の人でもチャレンジして取れる資格です。
合格率・難易度は?
試験には一次試験と二次試験があり、合格率は一次試験は30%程度、二次試験は63%程度と言われています。
19.キッチンスペシャリスト
キッチンスペシャリストは、建築・リフォーム・インテリア・住宅設備業界などで活躍をしています。
製造・販売・設計・施工業者の企業でも必要とされ、独立して活躍している人もいます。
キッチンスペシャリストは、新築やリフォーム時に快適で使いやすいキッチン空間の機能や設備を提案し、建築や施工につなぎます。
住空間と食生活に知識と経験を持ち、メーカーとそこに住む人たちとの架け橋となる大切な役割となります。
ガスや電気、水道に関する防災対策や建築構造との法律や技術の知識も必要となります。
受験資格は?
年齢・学歴・性別・職業・経験は特に制限はないので中卒でも取れる資格となります。
合格率・難易度は?
合格率は、学科試験で60%程度、実技試験で40%程度と言われています。
20.マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)は、マイクロソフトが認定するMicrosoft Officeに関する国際資格のことで、主に事務関係や営業関係の方の就職に有利な資格とされています。
Microsoft Officeの基本操作や応用的な操作を実践的行うことができるので、スペシャリストレベルだと通常レベルで最低必要なことができるようになります。
エキスパートレベルであれば、基礎的なことを踏まえた上でより応用的な操作ができるようになります。
この資格を持つことは就職でも有利になるので、ハローワークでも評価されることが多いです。
受験資格は?
受験資格は、小学生以下は保護者の同意が必要なことくらいなので、学歴を気にせず中卒でも取れる資格です。
合格率・難易度は?
合格率は、スペシャリストレベルが約80%程度、エキスパートレベルが約60%程度と言われております。
IT関連の中卒でも取れる資格をもっと知りたい人は、こちらの記事も参考になりますので是非ご覧ください。
まとめ
中卒でも取れる民間の資格を紹介してきました。
受験資格は勿論、合格率も高めの資格を集めたので、この中から興味を持ったり、目指したいと思った職業があったら、ぜひ詳しく調べてみてください。
資格を知ることで、その資格に関連のある仕事も知ることができるので、職業に関する知識も幅が広がります。
そして、取りたい資格によっては独学での取得が難しいものもあるので、学校や講座を受講など勉強方法も検討して自分に合うベストな方法で進めていくことが良いと思います。
ネットで調べている際に、中卒でも受験できる・合格率が高い・難易度が低いなどの情報や口コミを見ると、たいして勉強しなくても資格取得できると思うかもしれません。
しかし、実際はそうではなく、きちんと学んで試験に臨むからこそ合格率が上がることを忘れないでください。
自分で勉強する意識を持っていないと、通信講座を受講してもサボりがちになりますし、団体で学ぶスクールに通ってもスクール任せになります。
そして、勉強が上手くいかないときは人のせいにしてしまうことになりかねません。
もし、チャレンジしたい資格が見つかって勉強を始めていくときは、資格を取る目的や目標を常に心にとどめて、自分から勉強するんだという意識を持っておくと良いでしょう。挫折せず前向きに勉強することができるでしょう。
資格を取得することは簡単ではありませんが、資格を取得することで少しでも自分のやりたい職に就きやすくなればと思います。